箕輪担当分のAdvent Calendarは、主にUniStudy(ユニキャスト勉強会)ビジネス編の振返りをテーマにしたいと思います。
前置き
UniStudyについて
UniStudyは、ユニキャストが主催する勉強会で、第1部は主にエンジニアによるITトピックを扱い、第2部はビジネススキル編を、ということで、毎月開催しています。場所は、本社も入っているシェアハウス「コクリエ」で行っており、外部からの参加も自由です。
※勉強会の様子
コクリエでは、地域コミュニケーションのハブとして、様々なイベントを開催しています。興味がある方は↓のぞいてみてください。
UniStudy ビジネス編のテーマ
さて、私は主にビジネス編の講師を担当していますが、一貫したテーマとして、単に「名刺の渡し方」「敬語の使い方」にとどまらず、「参加者の皆さまが知的ワーカーとして、環境の変化が激しい業界においてより一層活躍できるよう、最低限かつ実践的な武器(フレームワーク)を手に入れよう。」というテーマ観でやっています。
※画像はイメージです
散々苦戦してきた実体験も交えつつ、エンジニアであるなし問わず、より質の高いバリューを生み出すためのノウハウ、マインドセットを学ぶ機会となることを願っています。
さて、前置きが多くなってしまいましたが、 第1回では「仮説思考とロジカルシンキング」をトピックにしました。
仮説思考
情報が不完全な中で、ある時点で考えられる「仮の答え」を用意し検証するという考え方。 →特にIT業界では、日々外部環境が変わっていて、納得するまで調べてアプローチ~では、気がついたら前提状況がすっかり変わっていた、ということがよくあります。なので、特に時間の制約の中で「仮の答え」を用意して、素早く解決に向けてアプローチしていくことが重要になります。仮の答えの精度が重要なのは言うまでもありません。
ロジカルシンキング
言葉のままで、物事を筋道立てて考えて結論を導き出す思考法の一連をいいます。 精度の高い仮説→素早い検証を行うにあたり、先人たちが、ロジカルに物事を考えるフレームワークをたくさん遺してくれています。
エンジニアがアプリケーションフレームワークを使って生産性を高めているのと同様、ビジネスマンもフレームワークをたくさんインプットしてバリューを出せるようにすべきです。これは、頭の良し悪しというより、知っていて使いこなせるか否かが重要です。
また、よく「論理的=理屈っぽいとか感情が無い」とか言われますが、そんなこと言ってるのは正直アホくさいです。最終判断は感情や直感に従っても良いと思いますが、その根拠や判断材料はあくまでもロジカルに考え、その上での判断とすべきです。
まとめると、ロジカルシンキングは生産性を高めていく上で極めて重要ということです。
ビジネスフレームワーク
実際にロジカルシンキングといっても何を勉強したらよいの?に対し、いくつか基本的なフレームワークを紹介しています。詳細はスライドにて。興味があれば調べてみましょう。
- MECE、ロジックツリー
- フレームワーク
- 演繹法と帰納法
- Why so?, So what?
紹介したのはほんの一部で、しかもざっくりなので、興味がある方向けにオススメ文献をあげておきます。ビジネスフレームワークも、多く知っているだけではほぼ無意味で、少なくても使いこなしてこそです。例えば企画書を書くとか、上司へのレポート書くとか、そういうときにぜひ使ってみましょう。

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※IT系じゃないけど、一歩進んで、フレームワークを使いながらどう適用してアクションプランに結びつけていくかをケーススタディで見ていくの本でオススメ↓

コンサルタントのフレームワーク―経営診断の基本的な手法を身につける!
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ざっと一回目はこんな感じでした。次回もお楽しみに。何かあればお気軽に質問等ください!
※当日使用したスライドを公開しています